前回は街コロを簡単にご紹介しましたが、今回は「街コロの海外バリアントルール」というものについて書きたいと思います。
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【街コロ】ボードゲーム初心者にもオススメ!サイコロを振り自分の街を発展させよう! - 嗜む程にゲームを味わう
「海外バリアント」って何?
この名称ですが、「バリアント」とは変則ルール・追加ルールなどの意味合いで、それが日本国外(海外)の一般プレイヤーが考案したルールとなるので、私はこれを「海外バリアントルール」と呼んでいます。
街コロが日本国外にも販売後、ルールブックに載っている公式ルールと拡張ルールではゲームバランスがあまり良くない、と考えた一般の人が「こういうやり方でプレイした方がより面白い」というのを考案し、評判が良くて実際に広まったのが今回ご紹介するルールです。
どんなルール?
ゲームの流れなどの基本的なルールは同じですが、こちらは拡張ルールをさらにアレンジしたバージョンとなります。
大きく違うのは、「サプライ施設の並べ方」です。
以下のように、「大施設(紫)以外の1~6」「大施設(紫)以外の7以上」「大施設(紫)」の3つの山札に分け、それぞれ5・5・2種類ずつ公開します。
(※紫以外は5種類、紫は2種類だけ公開します)
施設カードが4種類以下になったら、山札から1枚補充して、常に5種類の施設から選べる状態にします。同じ施設カードが出たらそのカードは重ねて、新しい種類の施設カードが出るまで山札から1枚ずつ補充していきます。
※大施設(紫)のみ、2種類から選べる状態にします。
これだけです。
このルールのメリット・デメリット
メリット
- サイコロ1個(出目が1~6)の時に有用な施設、サイコロ2個(出目が2~12)の時に有用な施設が常に5種類ずつ公開されることになるので、サイコロ1個しか振れない序盤に7以上の施設しか公開されていないから何も出来なくなる、というオリジナルの拡張ルールの問題点を解消できる。これにより、バランスが良くなる。
- 公式ルールで拡張セット2つを加えると、プレイエリアがめちゃくちゃ広くなってしまうが、このルールだとあまり場所を取らずに遊べる。
デメリット
- 百枚以上あるサプライ施設カードを、それぞれの山札に分ける必要がある。(※最初だけ。終わったら山札ごとに小分けしておけば次回以降はセットアップも楽になる)
遊んでみた感想
まず、サプライ施設カードを全て並べる必要が無い、というのがGood!!!
そして、最後までサイコロ1個しか使わない戦法でも、1~6の施設カードだけをどんどん購入できるようになるのでやりやすかったです。
狙っている施設の独占がやりにくくなるのは相手も同じなので、今買える施設の中でどういう施設の組み合わせを狙っていくかを1ゲームごとに考えられるし、遊ぶたびにメリハリが生まれるので、このルールはとても良いと思います!
最後に
実はこの海外バリアントルール、開発元も公認しています。
@ciaoakio ルール変更はないです。拡張ルールで全カード混ぜて遊ぶ際、海外の方は1〜6、7以上、紫の3つの山に分け、それぞれ5・5・2種類でセットアップするというルールで遊ばれているようです。これは正式なルールにしたいと思っています。
— グランディング(株)ボードゲーム担当 (@Grd_Suga) 2015年7月1日
街コロを拡張セット全部入りで遊ぶときは、今回ご紹介した海外バリアントルールが一番オススメです!
ボードゲームは、自分たちでルールや遊び方を変えたりできるのも、TVゲームにはない魅力の一つですね。
また友達と街コロやりたいなぁ。。(笑)
それではまた(^^)/