2018年7月11日にNetEase Gamesから配信されたAndorid版『Identity V』(アイデンティティ ファイブ)を早速プレイしてみました。
※iOS版は、2018年7月5日に配信開始されています。
ちなみに、中国版では「第五人格」というアプリ名でリリースされているそうです。
■公式サイトはこちら↓
どんなゲームなのか?
4人の”サバイバー”チームと、1人の”ハンター”に分かれてかくれんぼ+鬼ごっこを行う、非対称型オンライン協力・対戦型ゲームです。
小学生時代に遊んだ人も多いかと思う”ケイドロ”(又は、ドロケイ?)に近いゲームです。
プレイヤーは、サバイバーとハンターの好きな方を選んでプレイできます。
(※『Dead by Daylight』をご存知の方は、ほぼ同じものだと思っていただいて大丈夫です)
それぞれの勝利条件はこちら。
- サバイバー:4人のうち、3人以上がロックされているゲートから外に逃げることができれば勝ち(2人だけしか逃げられなかった時は、引き分け)
- ハンター:サバイバーを3人以上退場させると勝ち
基本は”鬼ごっこ”なので、勝利条件はシンプルです。
サバイバーについて
サバイバーが勝つためには、ロックされたゲートを開けなければならず、ゲートを開けるためには、フィールドに設置されている”暗号機”を5台解読しなければなりません。
暗号機の解読もゲートのロック解除も作業完了までに時間が掛かり、その間は無防備となります。
つまり、サバイバー側は、ハンターから逃げながら「5台の暗号機を解読 → ゲートのロックを解錠 → ゲートから外に逃げる」という順番でゲームを進めていきます。
※暗号機の解読は、1台に対して複数人が一緒に作業すれば早く完了します。ゲートの解錠は、複数人が一緒に作業することはできません。
また、ハンターの攻撃によって負傷した味方、ロケットに拘束されている味方などは、他の味方が近づいて治療・救出することができます。
そのため、サバイバーチームはいかに協力できるかが重要になります。
ただし、最低2人逃げ切れれば一応勝利なので、状況によっては見捨てる・見捨てられるということもあります(^^;)
↑訂正:私の勘違いでした。。正しくは、「3人以上逃げ切れた時に勝利。2人なら引き分け」です。失礼いたしました。。
しかし、助け合いながら全員で脱出できた時の嬉しさと達成感はかなりのものです!
協力プレイが好きな方、絶対に敵わない相手を出し抜いた時の快感が好きだという方などにオススメです。
ちなみに、私がプレイした限りでは、全員脱出を目指す人が多い印象を受けました。
ハンターについて
対するハンターは、鬼ごっこで言うところの”鬼”役で、無敵であり、移動スピードもサバイバーより少し速くなっています。
そんなハンターの目的は、サバイバーの脱出を阻止することです。
具体的には、「足跡や大きな音などを頼りにサバイバーを探す → 攻撃を当ててダウンさせる → ロケットチェア(長椅子型のロケット)にくくりつけて強制退場させる」を繰り返します。
ロケットチェアにくくりつけられたサバイバーは、一定時間後にゲームから強制退場させられます。ただし、退場させる前に他のサバイバーに助け出されることもあります。
それを見越して、助けに来た他のサバイバーをさらに襲うという戦法もあり、まさに獲物を狩るハンターの面白さが味わえます。
ただし、「窓枠や段差を乗り越えられない」「攻撃後は一定時間動けない」「板を当てられると一定時間動けなくなる」などの制限もあり、サバイバー側のスキルによっては気絶させられたりもします。
そのため、ハンターはいかに素早くサバイバーを見つけ出し、的確に攻撃を当てていけるかが重要となります。
絶対に倒されないという無敵感が好きな方、追いかけ回されるより追いかけるほうが好きな方にオススメです。
グロ表現を無くしたスマホ版『Dead by Daylight』
実は、少し前から「『Dead by Daylight』というゲームが面白い」という声をよく聞いていたのですが、PC環境があまり良くないせいもあり、今まで全く触れずにいました。
なので、youtubeなどで動画を見たりしていたのですが、、私には”グロ表現”が痛々し過ぎて『Dead by Daylight』は好きになれませんでした……。
(特に、巨大なフックに人を直接引っ掛けたり、蜘蛛の脚みたいなもので串刺しにされる表現、など…)
『Dead by Daylight』の開発元も絡んでいる本作でも、少なからずそういう表現があるのではないか…?
と少し心配していましたが、、
いざプレイしてみると、本作『Identity V』では、全くと言っていいほどグロ表現がありません!!
『Dead by Daylight』で言うところの、巨大なフックに人を引っ掛けたり、串刺しにされるシーンが、ロケットチェアに人をくくりつけてそのままロケットが飛んでいく表現になっていたりと、若干コミカルな印象すら受けます。
ただし、ホラー要素が無くなったわけではなく、ストーリーや世界観にはホラー要素がしっかりとあります。
また、実際にサバイバーでプレイしてみると分かるのですが、ハンターがいつ襲ってくるか分からない”恐怖”もなかなかのものです。
UIや操作性も良く、『Dead by Daylight』よりも気軽に友人、知人を誘いやすくなっているので、みんなで一緒に遊べるゲームを探しているという方にもオススメできますす。
スマホゲームなので、実際に顔をつき合わせて声を掛け合いながら遊ぶと、さらに面白そうです。
課金要素について
『Identity V』は、基本プレイ無料のアイテム課金制になっています。
課金要素は、ゲーム中の強さに一切関係しない、キャラの衣装やアクセサリーなどを中心です。
Pay to Win(課金すればするほど強くなる)ゲームではありません。
『Dead by Daylight』とはどういう関係なのか?
※「NetEase Games」と聞くと、『PUBG』と『荒野行動』の訴訟問題が記憶に新しい方もいるかと思いますので、一応。
『荒野行動』の配信・開発元であるNetEase Gamesから配信された本作『Identity V』ですが、本家『Dead by Daylight』の開発元であるBehaviour Interactiveと提携し、正式に承認を得て制作された作品だそうです。
そのため、『PUBG』と『荒野行動』のようなゴタゴタは、まず起こらないと思われます。
安心して本作を楽しみましょう。
■2019年3月26日 追記
『PUBG』と『荒野行動』の裁判は和解したようです。
さいごに
『Identity V』では、この独特なゲームシステムをストーリーと上手くリンクさせており、チュートリアルが終わる頃には、驚くほど自然にこの世界へと引き込まれてしまいました。
また、幅広い年齢層が持つ”スマホ”という特性を考慮されて、こういう直接的なグロ表現を排除した世界観にしたのだろうな、という制作側の配慮も感じられます。
さらに、途中抜けなどを繰り返すマナーの悪いプレイヤーにはマルチ対戦が行えなくなる等のペナルティを課す、「品性値ルール」というシステムも用意されており、かなり好印象です。
私はまだランク戦も行えていない初心者ですが、非対称型協力・対戦ゲームをプレイしたことがない方向けの入門用としてもオススメできる、良質なスマホゲームだと感じました。
Identity V
NetEase Games無料posted withアプリーチ
©2018 NetEaseInc.