最近、PCで「PS Remote Play App(以下、PSリモートプレイ)」と「OBS Studio(以下、OBS)」を同時起動すると、PSリモートプレイ側の遅延が大きくなったり、PSリモートプレイ自体が強制終了したりといった問題が発生! 遅延はかなりひどく、まともにプレイできなくなりました。。
それを何とか解決できたので、今回はその対処法を書いていきます。
※この対処法が正しいのかはよくわかりません。が、私自身が実際に試してみて改善できた方法です。そんなに変なことはしていないつもりですが、ご自身のPCで試される際は自己責任でお願い致します。
発生した現象
具体的には、以下の状況になりました。
PCで「PSリモートプレイ」と「OBS」の2つを起動後……
- 少しするとPSリモートプレイ側に遅延が出始め、最終的に入力操作をしてから約1秒ほどあとに画面が反応するくらい遅延がひどくなった
- OBS側でウィンドウキャプチャやゲームキャプチャでPSリモートプレイを指定すると、PSリモートプレイが強制終了するようになった
解決できた方法
自分なりに試行錯誤した結果、「Windowsセキュリティ機能の”メモリ整合性”をオンにする」で解決できました。
具体的な設定変更の手順は、もう少し下にまとめてあります。
余談
実は、直前にBluestacksというAndroidエミュレータソフトを使おうとPCの設定を色々いじっていました。その過程で、メモリ整合性機能をオフに変更。
PSリモートプレイの遅延に気づいたあと、Bluestacksをアンインストールしたのですが遅延は直らず。。変更したPC設定を一つ一つ見直しながら試したところ、メモリ整合性をオフからオンに変更すると、あれほどひどかった遅延も強制終了も発生しなくなりました。
どう競合していたのかという細かい理由までは分かりませんが、私の場合はひとまずこれで解決。結局、私の環境でBluestacksは使えなくなりましたが、とりあえずホッとしました。
他にも私のように困っている方がいるかもしれないので、関係がありそうな私のPC環境とメモリ整合性設定をオンにする手順を残しておきます。
私のPC環境
- OS:Windows11 home(Windows10 homeから無償アップグレードしたもの)
- セキュリティ:Microsoft Defender(Windows OS標準のもの)
- Hyper-V:無効
↳Bluestacksを動作させるためにbatファイルからHyper-Vを手動インストールしたが、結局Bluestacksのエラーは解決できなかった。なので、Bluestacks公式FAQ(BlueStacks 5 - WindowsでHyper-Vを無効にする方法)を参考にHyper-Vを無効化。Hyper-Vを無効化したらBluestacksが動くようになったが、代わりにPSリモートプレイの動作が不安定になってしまった。
メモリ整合性をONにする手順
- スタートメニューを右クリック
- [設定]をクリック
- 左サイドメニューの[プライバシーとセキュリティ]をクリック
- [Windowsセキュリティ]をクリック
- [Windowsセキュリティを開く]ボタンをクリック
- [デバイスセキュリティ]をクリック
- 上のほうの”コア分離”欄にある[コア分離の詳細]リンクをクリック
- 「メモリ整合性」欄のスイッチボタンをクリックしてオンにする
さいごに
メモリ整合性をオンにすると、他のHyper-V関連設定がオフになっていてもHyper-Vが有効化されてしまいます。私のPC環境ではHyper-Vを無効化しないとBluestacksが使えないため、結局Bluestacksは諦めるという結論に至りました。
PC自体を買い替えればどちらも動かせるかもしれませんが、いかんせん先立つモノがないのでしょうがないですね。。できる範囲でできることをしていきたいと思います。
以上、参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!