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『マリオカートツアー』の評価・感想。操作性にクセがある、さらにカジュアルになったマリカー

マリオカートツアーの起動画面

 

任天堂が2019年9月にリリースした新たなスマホゲー『マリオカートツアー』

『マリオカートDS』を最後にめっきりとプレイしなくなったマリオカートシリーズですが、今作は手軽にできるスマホゲーということで、私もプレイしてみました。(※無課金勢です)

今回は、その感想などを書いていきたいと思います。

 

 

『マリオカートツアー』とは?

任天堂が2019年9月25日にリリースした、マリオカートシリーズ初のiOS/Android向け作品。世界中のコースを巡りながら、キャラやマシンなどを収集・育成し、ハイスコア獲得を目指していくレースゲーム。

キャラやマシン、グライダーはガチャから入手し、レースで使用することでレベルアップしていく。成長させると獲得スコアの増加やスペシャルスキルが使用可能になるなど、よりハイスコアを狙いやすくなる。また、各コースには適正キャラやマシンなどが設定されており、獲得スコアの上昇やアイテム保持枠の増加といったボーナスを得られる。

 

指1本で操作できるようスマホに最適化されている。左右スライドでハンドリング、下フリックでアイテムを後方へ使用、上フリックでアイテムを前方に使用(投げる)する。アクセルは自動で、ブレーキは無し。ハンドリング操作は「スライド操作」「ジャイロ操作」の2種類があり、設定で好きなほうを選べる。

コースアウトせずに走れる「ハンドルアシスト機能」もあり、レースゲームが苦手な方でも簡単に遊べるようになっている。

もちろん、ドリフトやミニターボ、ロケットスタート、ジャンプアクション、コインなど、従来のマリオカート作品からの要素もしっかりと受け継がれている。

 

mariokarttour.com

 

↓以下、実際にプレイしてみて感じたことです。

 

操作性にクセがある

スライド操作でもジャイロ操作でも、左右へキビキビと曲がることができません。
(曲がり始めと曲がり終わりがワンテンポ遅れ、ジャイロ操作だとさらに遅れる)

これはスマホの性能に依存するものなのか、元々こういう仕様なのかははっきりしませんが……、正直、動かしていてあまり気持ちよくありませんでした。
慣れれば気にならないのかもしれませんが……。

 

カーブの先が見えない

縦画面でプレイするため、どうしても横の視野が狭いです。そのことが影響し、大きなカーブを曲がる時に先が見えず、どれくらいハンドルを切れば良いのかが分かりづらい……。操作にもクセがあるので、カーブの出口で何度も方向修正することがしばしばあります。

比較的曲がりやすい軽量級・中量級キャラは方向修正がやりやすいのでまだ良いのですが、曲がりにくい重量級キャラなどはカーブが特に難しい。

コースさえ覚えれば解消されていくだろうとは思うのですが、せめて横画面でもプレイできるようにしてくれれば良かったのになぁ……、と思いました。

 

カジュアルだけど、やりこみもできるのが良い

レースそのものは、従来のマリオカート作品とほぼ変わりません。アイテムやドリフトを駆使してライバルを出し抜いていく、マリオカートらしい爽快感は健在です。

誰でも手軽に遊べるスマホ用ゲームということで、完全初心者でもちゃんとゴールすることができる親切設計はさすが任天堂。加えて、各コースを走り込み最速タイムやハイスコア更新を目指すやりこみプレイも可能。

そのあたりのバランスはしっかりと考慮されており、ハマれば長いこと楽しめそうです。

 

グラフィックとパフォーマンスが良い

私は未だに2016年発売のXperia XZでプレイしているのですが、レース中にカクついたり、少しでも画面が止まったことは一度もありません。すでに型落ちしている数年前のスマホでも、「(省電力設定OFFで)よくここまでのクオリティでパフォーマンスも両立させられるな」と驚きました。

ちなみに、設定メニューには、解像度を下げて消費電力を抑える”省電力設定”も用意されています。スマホの性能が低かったり、電池持ちが気になるという方でも遊びやすいのが嬉しいですね。

 

勝敗よりスコアを稼ぐためのレース

タイトルに”ツアー”と付いているとおり、各コースを巡って獲得した合計スコアで他プレイヤーと競う内容となっています。スコアの獲得方法は主に以下の3つです。

  1. コースごとに設定されている高レアリティの優遇キャラやマシンなどを使うこと(基礎ポイントが高い)
  2. できるだけ上位に入ること(1位は最もボーナスポイントが高い)
  3. レース中に様々なアクションをすること(細かい加点を稼ぐ)

このうち、「高レアリティの優遇キャラやマシンなどを使うこと」というものは、あまり上手く走れない初心者のための救済手段とも言えます。

しかし、この点が私には引っかかってしまいました。コースごとに異なるとはいえ、高レアのキャラやマシンは元々の基礎ポイントやスキルが強力な分、スコアが稼ぎやすい。もし同じような腕前でも、ガチャで高レアを引けたかどうかで獲得できるスコアにそもそも差があります。

いかにテクニックを磨こうとその差を埋めるのは中々厳しいのではないか?、これもまた既存のガチャゲーの枠にハマった作品なのか?、という疑念がどうしても頭をもたげてしまいます……。

とはいっても、『マリオカートツアー』は競技性を重視するeスポーツ向けのタイトルではありませんし、そこまで目くじらを立てることでもないかなぁ……という気もしています。

……ですが、やはり個人的には上記の点がどうしても気になってしまいました。

 

総評

オートアクセルやハンドルアシスト機能など、どの年代の方でも気軽に遊べるようスマホに最適化された、今まで以上にカジュアルな万人向けマリオカート。

操作性にクセがあるため、コツを掴むまでがちょっと大変かも。

 

操作性とガチャに関しては、私にはイマイチ合いませんでした。

 

さいごに

この記事執筆時点では、まだマルチプレイモードは実装されていません。レース中の他のキャラたちは全てCPUらしいです。

今後実装予定のマルチプレイモードがどのような形になるのか気になるところですが……、そのときには私はもうプレイしていないかな。。

マリオカートは、ゲーム専用の据え置き機か携帯機でプレイするほうが良いなと改めて思いました。
(主に、操作性の面で)

 

どう感じるかは人それぞれですので、気になっている方は一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

 

 

それでは、今回はこのへんで。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

公式サイトはこちら↓

mariokarttour.com

 

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