小島秀夫監督が独立後、初めて世に送り出す新作タイトル『DEATH STRANDING』(読み:デス・ストランディング)。
これまでにも少しずつ情報が出てきていましたが、正直どんなゲームか想像するのが難しいなぁ……と思っていました。少し様子見しようかと考えていたのですが、以下のファミ通さんのインタビュー記事を読み、「お?これはけっこう面白そうかも……!」と、期待値がグーンッとアップ。
そこで今回は、発売前の『DEATH STRANDING』のどこに魅力を感じ、面白そうだと思ったのか、を書いていこうと思います。
※私自身はTGS2019に行っていません。公開された動画や各種ゲームメディアから発信された発売前情報のみを見て、思ったことを書いています。
惹かれたポイント1:自分の道を作っていく
広大なオープンフィールドで、物資を運んでいくこのゲーム。どこをどう進んでいくのかはプレイヤー次第であり、その道のりや行動に個性がでるという。
たとえば、あえて険しい山道をはしごを駆使しながら進む人、遠回りでも安全そうな道を進む人、やたら荷物を残してくれる人、人の残していったものだけで進めようとする人、クレーターで地形をボコボコにしながら必死に進む人、……などなど。
最終的な目的は同じでも、”遊ぶ人ごとに微妙に異なるプレイとなる”。ということは、「自分ならどうやって進めていくか」「他の人はどんなふうにプレイしているのか」が気になりますし、プレイ後に色々な人の話を聞く楽しみもありそうです。
小島 世界の点と点を結ぶというメインの目的はあるんですけど、オープンワールドなのでどう進んでもかまいません。自分が通ったところが道になるんですね。道を残すゲームです。道とは生きかたであり、人生であり、歴史であったりするわけじゃないですか。それを自由にできるゲームなんですよ。
(『デス・ストランディング』は他者と距離を置くことで人にやさしくなれるゲーム。小島秀夫監督インタビュー - ファミ通.comより、一部を引用)
惹かれたポイント2:ゆるくポジティブなオンライン要素
本作のオンライン要素には、直接的なコミュニケーション手段はないとのことです。間接的に他プレイヤーと”つながる”ようにゲームをデザインしたと語っている内容に、とても共感しました。
特に私が強く惹かれたのが、「多くのプレイヤーが通ったところが”道”になる」というシステム。視えないのに見える、”人とのつながり”。この距離感がとても心地よさそうだな、と思いました。
詳しい内容は、『デス・ストランディング』は他者と距離を置くことで人にやさしくなれるゲーム。小島秀夫監督インタビュー - ファミ通.comの”間接的だからこそ、相手を思いやれる”の項をご一読ください。
惹かれたポイント3:小島監督が創り出そうとしている新たなゲーム体験
頻繁に出てくる「つながり」という言葉。
今回、引用しているインタビュー記事内でも語られていますが、小島監督自身の”つながり”はもちろん、ファンの方たちとの”つながり”も大きな力となり、生まれるべくして生まれた作品ではないか……と、そんなふうに感じます。
そして、その小島監督が「新しい世界を見せたい」との思いで創られたという『DEATH STRANDING』。
メタルギアソリッドシリーズをいくつかプレイしただけの私ですが、これには否が応でも期待が膨らみます。そして、自らそれを体験したいという思いが強くなりました。
小島 いちばん思っていたのは、ぜんぜんゲームが変わっていないということです。ゲームがオンラインになって、無人島で戦ったり、協力して共通の敵を倒したり、それはそれでおもしろいんですけど、その先がないじゃないですか。皆さんが必要としないから作られないのか、そういうゲームが存在しないから必要かどうかの判断がつかないのかわかりませんけど……。僕の役割としては、『メタルギア』でステルス・ゲームを創ったときのように、やはり新しい世界を見せたいと。それで、今回はストランド・ゲームと呼んでいます。
(『デス・ストランディング』は他者と距離を置くことで人にやさしくなれるゲーム。小島秀夫監督インタビュー - ファミ通.comより、一部を引用)
さいごに
先日、正式に発表されたPS5(プレイステーション5)。そのコントローラに搭載される新機能「ハプティック技術」と「アダプティブトリガー」は、『DEATH STRANDING』ととても相性が良さそうに思いました。
(たとえば、荷物を持って歩いているとき、左右の重心バランスに連動してL2/R2トリガーの重みが変化したり、移動時の重心バランスはコントローラを左右別々に振動させて分かりやすくしたり、などなど)
かなり気の早い話ではありますが、もしPS5に最適化されれば、もう一段階上のゲーム体験へと昇華するような気がしています。
本作に込められたテーマ性やゲームデザインには、強く惹きつけられる何かがある。実況動画が隆盛を極める昨今ですが、「これは自らの手で実際に体験しておくべき作品だ」と強く感じました。
……ということで、先ほど予約してきました。発売日が楽しみです!
それでは、今回はこのへんで。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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